WEBライターとしてスキルアップするためには、記事の品質を高めることももちろんですが、SEO対策にも知識を深めておく必要があります。
案件によっては「作成した記事をWordPressに投稿して、SEO対策を強化して欲しい」という依頼を請けるケースもあります。
そこで、今回はWordPressで出来るSEO対策のテーマで解説しますので、具体的な方法について知りたい方は参考にしていただければ幸いです。
WordPressで出来る4つのSEO対策
パーマリンクは変更しないのが鉄則
WordPressに記事を投稿する前に、パーマリンクの設定が正しく行われているか確認しましょう。
パーマリンクの正式名称は「パーマネントリンク」と言い、直訳すると「不変のリンク」という意味になります。
SEO対策を強化するなら、記事投稿のタイミングで1度設定したパーマリンクはむやみに変更しないのが鉄則です。
記事がいったん公開されてからパーマリンクの設定を変更すると、Googleの検索エンジンの評価の低下につながるリスクがあります。
SNSボタンのシェア設置している場合は、「いいね!」の数がリセットされてしまい、無効となってしまいます。
パンくずリストとサイトマップを設置
ウェブサイトを訪問したユーザーがサイト内のどの位置にいるのかを明確にするために、サイトの構造 (階層) をツリー表示したものを「パンくずリスト」と呼びます。
弊社のブログ記事だと、上部に「HOME > コラム一覧 > ・・・」と表記されたものがパンくずリストになります。
サイトマップは、ウェブサイト全体の構造が一覧表示されたページのことを指します。
本の目次のような役割を果たしており、サイトマップを見ればどんなコンテンツが掲載されているのか、一目でわかります。
内部リンクを活用しよう
WordPressでSEO対策を強化するなら、内部リンクを有効活用すると良いでしょう。
内部リンクとは、サイト内に掲載されたページとページを繋ぐリンクのことを言います。
たとえば、WordPressで制作したブログに記事をすでに複数で投稿済みの場合は、関連性の高い記事を抽出して、内部リンクで繋げるとこもできます。
このように内部リンクを上手に活用することにより、記事を読んだユーザーがそのサイトに長く滞在する効果が期待できます。別の言葉に言い換えると、ユーザーの離脱率の低下に繋げる効果が見込まれます。
ページ内にテキスト (文字) でリンクを貼る方法もありますが、プラグインを使うも有効策です。画像を挿入して見やすくしたい場合は、「Pz-LinkCard」のプラグインを活用して、カードリンクを設置すると良いでしょう。
altタグの設定
投稿した記事にイラスト・表・写真などの画像が挿入されている場合は、必ずalt (オルト) タグの設定を行いましょう。HTMLタグに関する知識がない方でも、簡単に出来る作業なのでご安心下さい。
WordPressで記事投稿作業を行う場合、altタグの設定を行うことでSEO対策としても有効性が高くなります。
altタグとは、ホームページやブログ内で使う画像データに設定するタグです。
画像に関する説明文としてaltタグを挿入するので、設置する画像と関連性のあるテキストを入れるのが鉄則です。
WordPressに投稿する記事内の画像にaltタグを挿入するには、「メディア挿入」を選択してから画像を選びます。画像設定の「代替テキスト」欄には、画像に関連性のあるテキストを入力します。
altタグの設定で1つ注意点を挙げると、画像とは関連性のない言葉を入れるのはNGです。
Googleからマイナス評価を受けてしまうリスクがありますので、間違った使い方はしないように細心の注意を払いましょう。
今回は、WordPressで実装できるSEO対策についていくつか取り上げてみました。
WordPressでウェブサイトを制作する場合は、HTMLやCSSなどの知識や技術力が必要ですが、WEBライターが記事作成・投稿の際に行うSEO対策は、意外とシンプルな作業です。
まずは、WordPressの基本的な操作からマスターして、慣れていくことが肝心です。
SEO対策がより強化されることでユーザーのアクセス数増加にも繋がり、掲載された記事を高く評価してもらえる好機会となるでしょう。