ウェブサイトを運営するうえで重要な「セッション数・ユーザー数・ページビュー(PV)数」。
(※以下、ページビュー→PV数と省略)
それぞれの数字の意味を理解することが、ユーザーの行動を理解し、よりサイトのアクセスを増やすことにつながるのです。
この記事では、セッション数・ユーザー数・PV数について分かりやすく解説します。
セッション数とは
セッション数とは、何回そのサイトを訪れたのかを示す数字です。
訪問者がサイトを閲覧して、離脱するまでが1つのセッションとしてカウントされます。
サイトのアクセスを解析するための基本的な数字と言えるでしょう。
例えば、午前中に一度サイトを訪問し、夜また同じサイトを訪問した場合のセッションは2としてカウントされます。
反対に、一日中同じサイトにいた場合は、セッションは1とカウントされるのです。
離脱した時点でセッションは終了し1つカウントされます。
また、離脱以外にもセッションの終了には次のようなルールがあります。
・日付をまたいで閲覧した場合は、それぞれの日付でカウント
・30分以上動かずにいたらカウント終了でその後動いたら新しくカウント
ユーザー数とは
ユーザー数とは、一定期間でサイトを訪問したユーザーの総数のことを言います。
このユーザー数は、ブラウザのcookieを元にカウントされため、その期間内で、同じユーザーが何回訪問したとしても、ユーザー数は1とカウントされるのです。
例えば、同じユーザーがあるサイトを一日で4回訪問したとします。
この場合、セッション数は4でユーザー数は1となるのです。
セッションが訪問回数をカウントするのに対し、ユーザー数では同じ人の履歴を追っているといえるでしょう。
ただし、異なるブラウザや端末を利用した場合は別のユーザーと見なされ、それぞれでカウントされます。
PV数とは
PV数とは、ブラウザでページが表示された回数のことを言います。
サイトに1回しか訪問していない場合でも、そのサイトで5ページ閲覧した場合、ページビューは5とカウントされるのです。
ページビュー数は、サイトの集客状況を判断できる指標として利用されるものでもあり、セッション数と組み合わせて判断されるのが一般的でしょう。
たとえば、A さんが、あるサイトを3ページ閲覧した場合は次のようになります。
セッション数:1、ユーザー数:1、PV数:3
1回のセッションでどのくらいページが閲覧されているのかが判断でき、コンテンツの質や導線の判断目安になるのです。
ウェブサイトを運営するうえで重要なセッション数・ユーザー数・PV数についてお伝えしました。
サイトの状態を理解するためには、この3つの数字をこまめにチェックし人の動向を見極める必要があります。
それぞれの数字の意味を理解し、数字に合わせてコンテンツを改善していくことが大事でしょう。