コンテンツSEOとは、ユーザーにとって有益な内容の情報を提供し、顧客になるであろう人を発掘することを目指すSEOの手法です。
具体的には、ユーザーが知りたいことを検索した時に、そのユーザーにとって有益な内容のページを上位に表示させることを狙っています。
今回は、今や主流となったコンテンツSEOのメリットと見落としがちなデメリットについて説明していきます。
コンテンツSEOのメリット
長期間安定した集客効果がある
コンテンツSEOは、低コストで長期間安定した集客効果が見込めます。
作成した優秀なコンテンツはそのサイトの資産となり、長期間検索上位をキープすることができるのです。
何年も前のブログ記事がいまさらバズった、なんて話もめずらしくありません。
中身が充実している有益なコンテンツは、時がたっても色褪せないものですよ。
幅広いユーザーへ販路を広げられる
スーパーマーケットのチラシなどの従来の広告方法は、ニーズを自覚している顧客(スーパーで買い物をしたいというお客さん)に接点を持たせるものでした。
一方コンテンツSEOの場合は、結果としてスーパーで買い物をしたいと思わせ、来店してもらえるようなコンテンツを出す手法をとっています。
その代表例が、知識や情報系コラムなどのコンテンツ。
サービスを直接売り込むのではなく、関連性のある知識や情報をコラムとしてホームページに掲載するのです。
有機野菜に力を入れているスーパーマーケットだったら、「有機野菜の健康レシピ」といったコラムを公開することにより、有機野菜には興味ないけど、レシピだけでも見てみようかな、というユーザーからのアクセスが期待できます。
このようにコンテンツSEOの手法はすべての人をターゲットとするため、販路を広げることができ、集客効果もグンと高まるのです。
SNSによる集客が期待できる
コンテンツSEOはSNSと相性が良く、記事が拡散されはじめるとネットの海を縦横無尽に駆け巡ります。
普段興味がないジャンルでも、SNSで流れてきたから見てみた、という経験はありませんか?
豆知識やお悩み相談などの有益なコンテンツは、特に拡散されやすい性質をもっています。
人工的に大量に拡散してしまうとペナルティを食らってしまいますが、SNSによる「バズり」は自然発生的なものなので、検索順位の上昇とサイト全体の評価が高まることが期待されるでしょう。
コンテンツSEOのデメリット
コンテンツの作成に時間がかかる
コンテンツSEOは、記事を書くライターだけでは成り立ちません。
サイトの運営保守のエンジニア、デザインを担当するデザイナー、取材をするインタビュアー、ライターの記事を編集する編集者…ライター以外にも、これだけの人が関わっています。
兼任できる部分や記事によっては省かれる部分もありますが、記事を書いたらすぐ公開できる、というわけではないのです。
即効性がない
WEBページの情報を収集するプログラム(クローラー)が新しく公開されたコンテンツを発見し評価してくれるまでには、一定の時間を要します。
そして、そのプログラムに評価されたからと言って、すぐに検索上位をとれることはほとんどありません。
しかし、コンテンツSEOの即効性のなさについてはメリットとも言えるでしょう。
メリットの点でお話しした通り、コンテンツSEOは長期間安定型が魅力の手法ですから、即効性を求めるのであればリスティング広告などを考えてみるのもよいでしょう。
コンテンツSEOは、一度作ってしまえば長期的に安定した集客が期待される手法です。
即効性はありませんが、サイトが存在する限り永続的に集客をしてくれるので使わない手はないでしょう。
メリット・デメリットを理解したうえで、コンテンツSEOを使って魅力的なコンテンツを書けるライターを目指しましょう。