Webライターなら知っておきたい 上手に見せる構成案の作り方・方法

文章を書くのは好きだけど、全体の構成を考えるのが難しくて時間が過ぎてしまい、なかなか先に進まない、そのような悩みを抱えてはいませんか?
取材ライターやWebライターなど、ライティング業務に携わる方なら、常に読みやすい文章作成を心掛けていきたいものです。

そこで、今回は、読者に対して簡潔にわかりやすく伝えるために、「上手に見せる文章構成」の手法について考察していきたいと思います。

読みやすく上手に見せる文章構成 3つの重要ポイントとは

章全体を3つに区切る (導入文・本文・まとめ)

記事作成の仕事に入る前に、まずは文章全体を大きく3つの流れに区分しておくと良いでしょう。

書籍・雑誌・新聞・小冊子などの刊行物の記事を書く場合は、序論・本論・結論の3つに区分するのが一般的です。Webライターの場合は、導入文・本文・まとめの3つの段階に分けておくと良いでしょう。

PREP法を活用して文章を作成する

文章全体を大きく4つに区切るPREP法を活用した文章構成の手法もあります。

PREP法とは、英語で「結論」を意味する「Point」、「理由」を意味する「Reason」、「具体例」の「Example」、「結論」「Point」の4つに区分して文章を構成する手法です。
文章の冒頭の部分で結論を出してから、その結論に至るまでの経緯や理由について触れまい。さらに、具体的な事例を挙げて説明してから、最後にもう一度、冒頭にて解説した結論を強調するといった流れになります。

PREP法と起承転結との違い

PREP法と起承転結は、いずれも文章全体を大きく4つに区分するという点では共通しています。文章を読みやすくするための1つの手法として、起承転結もよく使われています。

起承転結の「起」とは、これから解説する内容について始まりの部分です。「承」とは、本題に対しての導入部となります。さらに、「転」では「起」と「承」の部分で伝えた内容から一転して、突然のアクシデントが起こるなど、なんらかの変化がみられる部分です。最後の「結」は、結論または結果に相当する部分となります。

PREP法の場合は、文頭と文末に結論について解説しますが、起承転結の手法を使う場合は、結論が来るのは「結」の部分のみとなります。

Webライティングで文章を上手に見せる2つの秘訣とは

章をできるだけ短くする

今やインターネットはパソコンよりもスマホで閲覧するのが当たり前となりました。スマホの画面は小さいので、長文だと読みづらいのが難点です。
Webライティングの仕事で文章を上手に見せるには、1文をできるだけ短くするのが重要ポイントです。

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1文の文字数は長くても40字~60字以内にとどめましょう。文「1文あたりの文字数を短くしよう」と意識を変えるだけでも、文章全体がスッキリとして読みやすくなります。

主語と述語との距離をできるだけ短く

Webライティングで文章を上手に見せるには、できるだけ簡潔に伝えることが基本です。

1つの文章の中で、主語と述語の間に単語や助詞が多いと、読みづらくなってしまいます。
1つ事例を挙げると、下記の文章を読んでみてどのように感じられるでしょうか。

【例】弊社では、このたび業務拡大により在宅スタッフを募集することとなり、Webライターを募集することにしました。

この文章を下記のように書き換えると読みやすくなり、話がスムーズに伝わります。

「弊社では、Webライターを募集中です。業務拡大につき在宅スタッフ募集中、みなさまからのご応募をお待ちしています。」

まとめ

今回は、Webライティングにおいて「上手に見せる文章構成の秘訣」というテーマで解説しました。「文章を書くこと自体は好きだけど、全体の構成をまとめるのが難しい」と悩む人も少なくありません。

今回は、PREP法・起承転結・文章を3つに区切る方法などを中心お伝えしましたが、まずは簡単に出来そうなものから取り組んでみてはいかがでしょうか。

「どう対処すれば文章を上手に見せられるのか」とあまり深く考え込む必要はありません。

自分が読み手の立場になって、Web上の文章や雑誌・新聞・書籍など、何でも良いので文章を読む習慣をつけておくと良いでしょう。

文章の中の単語など一字一句正確に読む必要はなく、文章全体のおおまかな流れを掴み、文章の構成について分析してみるのも良い勉強になります。

みゃあ

WEBライターのみゃあ です。
おうち時間が増えて、最近は卵と牛乳にこだわったプリン作りにハマる今日この頃です。