WEBライターにとってSEO対策はよく目にするワード。
ですが、MEO対策についてはよく知らないという方も多いのではないでしょうか?
SEO対策の効果を期待するクライアントにとって、MEO対策が効果的なケースも多くあります。
この記事ではMEO対策についてご紹介します。
MEOとは?
MEOは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略です。
多くはGoogleマップの地図アプリで検索順位を上位にするための対策のことを指します。結果的に、地図アプリだけではなく検索サイトでの順位も上昇しやすくなるのです。
MEOのメリット・デメリット
3つのメリット
①売上に繋がりやすい
ユーザーが地図アプリを使うのは「実際に行動を起こすとき」に近いタイミングであることが多いですよね。
検索ワードも「上野 ラーメン」「池袋 病院」のように地域名と目的であり、来店する可能性が高いのが特徴です。
その検索画面には電話発信、経路検索、公式WEBサイトへのボタンなどアクションを起こす仕組みが組み込まれています。
明確な行動意志を持つユーザーを効果的に取り込むことができるでしょう。
②費用は無料
宣伝広告は高価で掲載期間も限定的なものが多いですよね。
また、SEO対策はコンテンツ作成に時間が多く割かれてしまいます。
すでに多くの対策をされているジャンルに対しては効果が出にくいケースもあります。
一方、MEOは無料で使えるサービスが基本です。
段階的に行いブラッシュアップしていくことが可能なので、費用と労力面でも負担が少ないのが特徴です。
特定のエリアと職種に限定して集中的に行われるため、全国を対象として行わるものと違い、効果が出やすい傾向があります。
また、一度登録すれば継続して集客を見込むことができますので、外注したとしてもSEO対策より低い費用で済むでしょう。
③ライバルが少ない
SEO対策やリスティング広告対策と比べるとMPO対策の知名度はまだ低い状態です。
対策をおこなった時の効果は大きくなりやすく、短期間で得られる可能性があります。
3つのデメリット
①評価が悪い口コミを書かれることがある
店舗や企業の画面には口コミを書くことができる機能があります。
ユーザーからの悪い評価や、イタズラ目的の口コミをされる場合があります。
レビューへの返信機能やルールに反する口コミの削除リクエストがありますが、口コミ評価は消費者行動に大きな影響を与えてしまいます。
②ガイドラインを守る必要がある
ガイドラインに抵触した場合は検索結果に悪影響や、最悪の場合はアカウント停止といったペナルティが課されます。
また、ルールは日々変わるので対応を続けなければなりません。
③効果が出るのに時間がかかる場合もある
SEO対策よりも効果を得られやすいと考えられるMPO対策ですが、数ヶ月から1年と時間がかかることもあります。
諦めずに継続して続けることで効果が発揮されるのです。
MPO対策の方法
まずGoogleマイビジネスに登録をしましょう。
Googleマイビジネスは店舗・企業の情報を登録・管理・発信するサービスのことです。
この登録をすることでMEO対策を具体的に始めることができます。
Googleマイビジネスでできることは、
①Googleマップに店舗・企業の基本情報を公開できる
②口コミを集められ、返信をすることができる
③利用客の情報を得られる
特に③に関してはどのワードで検索をしてきたのか、検索かマップ経由のどちらか、検索後にルート検索や電話をしたのか、どの地域から検索をしたかなどのリアクションを具体的に知ることができます。
具体的に情報を登録する
登録をする前に、自社の店舗・企業がどんなワードで検索をされるか、検索して欲しいかキーワードを考えましょう。
店舗名(企業名)、営業時間、住所、営業時間、SNS、電話、属性など基本情報は漏れのないよう載せます。
他にも外観、雰囲気、商品、メニューが分かる写真を登録しましょう。
詳細情報などにはキーワードを盛り込むように意識します。
多くの情報が登録されているページの方が有益であると評価される傾向がありますので、出来る限り記載しましょう。
また、情報が正確である必要もあります。
写真と現実の差が大きいとユーザーに悪い印象を与えてしまい、低評価やリピート客離れなど長期的に見た集客に影響を与えます。
営業時間やサービスを変更した場合は、忘れずに情報を変更しなければなりません。
これは検索順位にも良い影響があります。
Googleは正しい情報と定期的に更新されているものを良く評価する傾向があるからです。
口コミを増やす
口コミは重要な要素です。口コミ数と評価が高ければGoogleは「人気がある店」「付加価値の高い企業」と認識して検索順位を上げる可能性があります。
ユーザーが行動を起こす後押しにもなるでしょう。
口コミを増やすためには、レジやテーブルなどに「是非口コミを書いてください!」など、行動を誘導するPOPを置くなど方法がありますが、投稿の代わりにサービスを行う行為はGoogleのガイドラインに反します。
また、口コミには返信機能があるので、クレームやネガティブな口コミにも1つ1つ丁寧に対応をすることでポジティブな印象に変えることができるでしょう。
投稿機能を使う
投稿機能でテキストや写真を投稿することもできます。
営業時間、サービスの変更についての案内を投稿することはもちろん、多くの人に最新情報、新商品・サービスを発信するチャンスでもあります。
Googleは定期的に新しい情報を評価しますし、投稿を見たユーザーにも活動的な印象を与えるでしょう。
インドアビュー機能を使う
店内・施設内をGoogleマップやストリートビュー機能で見ることができる機能です。
写真だけでは伝わりにくい雰囲気が伝わり、ユーザーは現地に行く前にリアルな情報を手に入れることができます。
また、中に入るのに勇気がいる外観の場合は、内部をあらかじめ見ることにより心理的障害を取り除くこともできますね。
インターネット上での掲載媒体を増やす
Googleは多くの媒体で取り上げられているものを良く評価する傾向があります。
自社のWEBサイトやSNS、口コミサイトなどで幅広く展開することで効果が上げられるでしょう。
また、注意しなければいけない点は、表記・情報の統一です。
Googleに複数の媒体の情報が同じものであると認識させなければなりません。
例えば、お店の名前表記がアルファベットかカタカナなのか等、細かい部分にも注意が必要です。
MPO対策は一定の限られた地域と職種をターゲットとするため効果が出やすく、費用面でもメリットがあります。
SEO対策と合わせて行うことでより効果が高まるでしょう。
WEBライターとして、クライアントに合わせた対策方法を提案できるようになれば仕事の幅も広がりますよ!